<弁護士交通事故裁判例>葬儀費用につき200万円を認めた事例

2017-04-24

被害者側は葬儀費用およびその他の費用として仏壇購入費用,四十九日法要の費用等合計409万2906円を請求し,証拠および弁論の全趣旨によれば,これら費用が支出されたことが認められるけれども,これらが直ちに本件事故と相当因果関係のある損害と認められるわけではなく,本件においては,被害者の死亡場所が居住地から離れたところであること,両親と姉も本件事故により重傷を負い,葬儀を2回行う必要があったことなど事情があることを考慮し,上記葬儀費用およびその他の費用を一括して200万円の範囲で本件事故と因果関係のある損害と認める。

(さいたま地裁平成26年8月8日判決)