弁護士に相談する時期について
誰しも、法律上の問題や不安を一生に一度は抱えるものです。
このようなとき、専門家へ相談することが解決への一番の近道になります。
しかし、弁護士に相談することについて、いつ相談するべきか疑問をお持ちになられる方は多くおられます。
特に、弁護士に相談することを、裁判を起こすことと直結して考えている方は多いです。
確かに弁護士が最大に能力を発揮するのは法廷ではありますが、最近では裁判以外での活動が重要視されています。
いつ相談するべきか?
弁護士に相談するべき明確なタイミングというものはありません。
法律に関する不安をお持ちになった時点で早々に相談されることをおすすめします。
それは、相談をするだけで解決の糸口が見つかったり、不安になりすぎる必要がないことに気が付くことができるからです。
中には、法律相談だけで解決される方もおられます。
交通事故に遭った場合はいつ相談するべきか?
交通事故の場合は、「事故後できるだけ早く」ご相談ください。
それは、後遺症が残ってしまったような場合や相手方との示談交渉の際、ご相談者様にとって有利な証拠や書類をそろえるためです。
例えば、むちうちなどの後遺症が賠償されるべき後遺症として認定される場合、CTやMRIなどの画像だけではなく治療経過についての記録を提示しなければ認定されず、賠償してもらえない場合があります。
また、相手方との示談交渉の際には不当に低い金額の賠償額を提示されたりわけがわからないままに合意をさせられ、納得のいかない結果になってしまうケースが非常に多いです。
個人で対応されるのではなく、弁護士へ依頼することでこのようなリスクをできるだけ回避するためにも、早期にご相談くださるようお願いします。
また、交通事故時に一緒に車に乗っていた同乗者がおられた場合には加入している保険に付帯している搭乗者傷害あるいは人身傷害にて補償をしてもらうことが可能です。
交通事故当事者だけではなく、第三者についての相談も承っておりますので、ぜひその点についてもご相談ください。